10月5日、
奈良、京都と回る小学6年生70名の修学旅行前の授業を
担当しました。パワーポイントで一斉に行うマネーじゅく式の授業です。
少々、時間オーバーしましたが、しっかり学んでくれたと思います。
修学旅行では、班行動で買い物をします。ですから授業も班単位で競う
ゲーム形式です。団体戦、個人戦もあり、最終的には、買いもの上手の
「やりくり上手班」を拍手で表彰です。
めあては3つ。簡単に書くと、
楽しく計画的な買いものができること
感謝の気持ちをもってお金を使うこと
こづかい帳が書けるようになること
まずは、クイズ。修学旅行とこづかいの代金は、働くと何時間分なのか?
食費で換算すると何日分なのか?と、家計の数字を知らない児童にも
分かりやすい事例を取り上げ、班ごとにチャレンジ。真剣でした!
次は、買いものゲーム。盛り上がりました。
奈良と、京都のお土産一覧を配布し、金額は5000円以内など、
10個まで買いものリストに書き出し、ゲームで買いものを体験します。
奈良では京都のお土産は買えないなどのルールもあり、最後には、
買いものの満足度もポイント評価し集計します。
児童の様子の1例ですが、
おみやげ一覧表を見ているのに、買いものリストが書けません。
これって、実際の買いものでは、悩んでウロウロ状態かもしれません。
実際の商品が、消費税をいれ1円単位ですから、ゲームでもそうしたら
計算がちょっと大変だった児童もいます。日々の買い物に慣れると、
暗算力もアップすることでしょう。
早く計算できた児童が、ほかの児童の手伝いをするという 班行動で
活動するチームワークのよさも出ていて、ほほえましかったですね。
わいわいと楽しくゲームが進み、終了したときみんなで拍手!
その後、話も全員が静かに聞いてくれました。
先生が学年通信に載せてくださった終了後のアンケートの一部を紹介♪
5000円でこんなにいっぱい買い物ができるなんて、
初めて知りました。予定していた買い物をしても
少しお金があまったから、びっくりしました。
25000円は、コンビニで40時間も働かなければもらえないと
知りました。25000円て、とても高いんだな、と思いました。
むだづかいをしないようにしようと思いました。 (みさ)
5000円で、こんなにたくさんの物を買えるとは思っていません
でした。5000円を上手にやりくりしたら、もっと買い物上手に
なるんだな、と思いました。修学旅行では、今日よりもっと上手に
「やりくり」したいと思います。 (まゆ)
最初は、5000円で3個ぐらい買えるかな、と思ったけれど、
計画を立てたら7個ぐらい買えそうでした。
5000円は、お母さんたちが長い時間、えらい思いをして、
もらったお金だから大切に使わないといけないと思いました。(ひろき)
(注:えらい思いは方言で大変な思いという意味)
で、先生も通信に書いてくださったのが、これ。
買い物ゲームをして、5000円が思っていたより大きなお金であり、
労働に変えるとどれだけの価値があるかを知りました。
決められた5000円を守って感謝の気持ちを持って、
大切に計画的に使う勉強をしてきましょうね。 (担任)
授業が終わってから、男子児童がわざわざ私のところにきて
「今日はありがとうございました。とても楽しかったです」
と頭を下げてくれました。その後も2人男の子がお礼に来てくれ、
すっごくうれしかったです。
また機会があったらお手伝いをしたいと思います。